23年前の1月17日の今日、
阪神淡路大震災がありました。
その日の朝、テレビのニュース映像を見て、
まるで映画のワンシーンを見ているかのような衝撃を
受けたのを今でも鮮明に覚えています。
写真提供:神戸市
大規模災害が起こった後にいつも問題になるのが、
避難所や車中での生活を続けることで、足に血栓ができたり
筋力が低下して健康を害することです。
このように活動性が低下したことによる心身に生じた
様々な状態を「廃用性症候群」といいます。
廃用性症候群の症状として
・筋肉や骨の萎縮、関節の拘縮
・深部静脈血栓症、肺塞栓症(エコノミークラス症候群)
・起立性低血圧
・肺炎
・褥瘡(床ずれ)
・尿路結石
・精神障害(うつ状態など)
・便秘
などなど様々な症状があります。
その中でも、体を動かさないことで足の静脈に血栓ができ、
動いた時に肺や心臓へと飛んで血管を塞いでしまう肺塞栓症
は命に関わるので特に注意が必要です!
長時間のフライトにより起こることも多いため、
エコノミークラス症候群ともいわれます。
大規模災害時に車中泊をされて、エコノミークラス症候群により
亡くなられる方もいらっしゃいます。
このようなケースを「防ぎえた災害死」といわれます。
写真提供:神戸市
エコノミークラス症候群は予防することができます!
・長時間同じ姿勢でいないようにする
・足の運動
足や足の指をこまめに動かす
かかとの上下運動をする(1時間に1回 20~30回)
歩く
・適度な水分補給
・時々深呼吸
なる前に「予防」が大事です!
今日、この日に、
あらためて防災に対して考えてみませんか?