再び非常事態宣言が出されるほど新型コロナウイルスの
感染が拡大していますが、
普段何気なく飲んでいるお茶に新型コロナウイルスの不活化効果があることが
奈良県立医科大学の研究で明らかになりました。
この研究結果はは昨年11月末に発表され、
実験では市販のペットボトル入りの緑茶や紅茶など10商品を使用。
試験管内でお茶とウイルスを混ぜ、経過時間ごとのウイルスの量を検査。
この結果、試験管内でウイルスが1分間お茶に触れることで最大99%ウイルスが減少。
10商品の中で最も効果が高かったものは、茶葉から淹れた紅茶で、
ウイルスは1分間で100分の1、10分間で1000分の1に減少。
実験は試験管レベルで商品により効果に差があるとのことですが、
人への飲用効果について、
同大の矢野寿一教授(微生物感染症学)は
「可能性の段階」とした上で、
「インフルエンザでカテキンの効果は確認されており、
お茶を飲むことで同じような効果が期待される」と話しています。
なお、「今回の研究では、お茶を飲むことによっての感染予防効果の検証は行ってお
りません。」とのことです。
先の見えない不安な毎日が続きストレスを抱えやすいですが、
温かい紅茶を淹れて、ホッと一息する時間を作ってみてはいかがでしょうか?
参考資料:奈良県立医科大学 「お茶による新型コロナウイルスの不活化効果について」
プレスリリース
https://www.naramed-u.ac.jp/university/kenkyu-sangakukan/oshirase/r2nendo/documents/ochahp.pdf